今回は ロックミシン JUKI MO-03D のレビューです
ロックミシンとは、既製の布製品のように布の端がほつれないよう”縁かがり縫い”することができるミシンのことで、伸縮性のある布を縫うこともできます
私は入園グッズを手作りするためにコンピューターミシンを購入後、
「最近のミシンってこんなに使いやすいんだ!」と感動・・・
入園準備でミシンに目覚め、幼稚園グッズをちょくちょく作るようになりました
今後は小学校入学グッズを作る予定があったので、よりためにクオリティを上げるためにロックミシンの購入を決意!

- 初心者だけどロックミシンが欲しい!
- 高機能過ぎず使いやすいのはどれ?
- 有名ミシンメーカーの商品がいいけど高い??
またしてもこだわって調べまくり、これぞ初めてのロックミシンに最適と思えるのが
初心者に十分な縁かがり縫い(ほつれ止め)機能、プロ用ミシンメーカー、3万円以内で買える機種
JUKI 「MO-03D」という商品です
JUKI MO-03D 多すぎない機能で初心者にも安心
ロックミシンは、(布を切りながら)端のほつれ止めを行う「縁かがり縫い」の専用ミシンです
初めてのロックミシンに私が選んだのは、JUKI というメーカーの MO-03D という商品
初心者さんがロックミシンに求める縁かがり縫いの基本機能を、コンパクトな機体に納めています
10万円を超えるハイスペック機種が多いロックミシン
JUKI MO-03D は必要な機能と価格のバランスがとれていて、3万円以内と安価な方なので購入しやすくなっています
MO-03Dは工業ミシンメーカーのJUKI製!なのに低価格!
MO-03D は、JUKI という有名工業用ミシンメーカーの家庭向け商品です
初めてのロックミシンを決めるにあたり、先日レビューを書いたコンピューターミシンよりもメーカー選びにはこだわりました
糸と針を何本も使って繊細に縁かがり縫いをするロックミシンなので、プロからも信頼が厚く、モーターをはじめ各部品の耐久性にも優れたミシンを作っているメーカーを選ぼうと思い、JUKIに決定しました!
POINT①
JUKI は工業用(プロ用)ミシンメーカーで、多くの企業で使用されています(洋服から下着、車のシートやエアバッグの縫製まで!)
POINT②
JUKIの家庭向け商品にも、工業用商品のノウハウが盛り込まれているので、品質も耐久性も確かです
”ベビーロックはどうなの?”と思った方へ
ベビーロックという超有名かつ高品質な、日本のロックミシンメーカーがあります
ミシンを仕事にしている人たちからは「ロックミシンといえばベビーロック」と言われるほど!
もちろん購入を検討しましたが、約1万円の予算オーバー・・・
1万円ならいいんじゃない?と一瞬思いましたが、
「もしロックミシンにハマったら、さらにハイスペックな(ベビーロックの)機種を買うぞ!」
と企んでいたので、今回は3万円に収まる価格で JUKI MO-03D の購入に至りました
JUKI MO-03D は1本針3本糸!デメリットも混みで選んだ理由
ロックミシンは、組み合わせる針の数と糸の数が多いほど縫い目の種類が増え、価格にも影響するんです
家庭用のロックミシンは一般的に1本針2本糸・1本針3本糸・2本針4本糸という3種類に分けられます
JUKI MO-03Dの場合は1本針3本糸でした
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布地1枚(または2枚重ねて)端を切りながら縁かがり縫いが可能
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巻き縫い、細巻き縫い対応(布地1枚)
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2枚重ねて縁かがり縫いする場合、縫い合わせの強度は弱いので補強が必要な場合がある
(別途普通のミシンで縫い合わせすること)
ちなみに、さらに高機能な2本針4本糸の場合だとこんなことができます
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布地2枚を重ね、しっかり縫い合わせながら端を切り縁かがり縫いできる
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伸縮性のあるニット素材に最適
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機種により針の数・糸の数を調整できるものもある※
※たいていの2本針4本糸の機種は、針と糸を減らせば1本針3本糸として”巻き縫い・細巻き縫い”ができることを覚えておいてください
なので、ニット地など伸縮素材をたくさん縫うことが決まっているのであれば、2本針4本糸の機種をおすすめします
ちなみに1本針2本糸機種は私が求める機能を満たしていなかったので検討しませんでした
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布地1枚端を切りながら、端がほつれない程度の簡単な縁かがり縫いが可能
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シンプルで布へのダメージが少ない(ちりめんなどの和布にも優しい)
ちなみにJUKI MO-03Dでも、別売りの2本糸切り替えアタッチメントを使用すれば、1本針2本糸の縁かがり縫いが可能です
高機能な2本針4本糸のロックミシンを選ばなかった理由

せっかく高い2本針4本糸の機種を買ったのに、
結局1本針3本の糸の縁かがり縫いばかりしてる!
1本針3本糸の安い機種にしておけばよかった!
一瞬だけ2本針4本糸の高機能に心奪われましたが、このように後悔することが目に見えていた私は、1本針3本糸のJUKI MO-03Dを選びました
私がやりたいことは、あくまで縁かがり縫い!
巾着やレッスンバッグ、ポーチなどを作りたいのです
2本針4本糸ほど楽ではなく仕上がりも多少劣りますが、一応1本針3本糸で伸縮性がある布地を縫えないことはないのです
(伸縮性がある布地向けの糸が売っています)
柔らかい伸縮素材でベビー服をたくさん作りたい、大人用の服を色んな素材で作りたい、将来的に販売もしたいという方なら2本針4本糸の機種がおすすめです
(2本針4本糸の機種には自動で糸通しをしてくれるタイプもあるので、ミシン仕事がはかどります)
結果、私は1本針3本糸のJUKI MO-03Dを選んで、とてもいいお買い物ができました!
JUKI MO-03D 実際に使用してみた感想
- 面倒な糸通し済みですぐ縫えた!
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手動での糸調子調整が案外良い!
- コンパクトで場所を取らない!
「ロックミシンって意外と簡単だ!」と思わせてくれたのが何よりうれしかったです
ほとんどのお店は、白いロックミシン用糸を通した状態で販売しています
布地の端のほつれ止めとして使用するなら、こだわりがなければどんな色の布でも白い糸でよさそうですね
布地の厚さや素材感により、糸が緩んだりひきつった場合は糸調子の調整が必要です
高機能機種には便利な「自動糸調子」機能が搭載されている場合がありますが、自動ということは言い換えると自分の好きなように調整できないという意味で、自動がいいか手動がいいかは使う人の好みに分かれます
ちなみに、JUKI MO-03D には糸ごとに3色ガイドがミシン本体に直接書かれてるので
緑・青・赤と色分けされて、3本それぞれの糸の通り道や調整ダイヤルを教えてくれています
実際に触ってみると、初心者の私でも少しずつダイヤルを回して糸調子を調節できたのでよかったです
コンピューターミシンを買う際に、自動糸調子機能は絶対外さなかった私にとって意外な収穫でした
- 普通のミシンの縫いスピード設定が”ゆっくり”の人には、縫いスピードが速い
- 切った布が散らかりやすい
- 見た目に対して重い
フットペダルをアクセルのように踏んで縫い進めるのですが、踏み込みがほんの少しでも”速い”と感じました
普通のミシンを使う際、速さ調整レバーを”ゆっくり”にして縫っている人は、速さに対する慣れが必要です
ロックミシンは布地の端を切りながら縫い進めるので、布くずが出てちょっただけやっかいでした
MOシリーズ専用布くず受け箱があると、布くずを受け止める場所ができるので購入をおすすめします
重さについては、見た目がコンパクトなので”意外に重い!”と感じました
素材や構造上、普通のミシンに比べてロックミシンは重いんですね
JUKI MO-03D が他のロックミシンに比べて極端に重いわけではありません
ただし、使用場所や保管場所が重さに耐えられるか確認しましょう
JUKI MO-03D の基本情報
主な機能・特徴
1本針3本糸、送り調節・差動送り調節、下ルーパー糸通し装置、糸の掛けカラーガイド、無段階押え圧調節、ワンタッチ巻き縫い、上メス解除、メス幅調節、内臓ランプ(白熱灯)、縫製スピード1,500針/分、2本糸縫い切替(オプション)
糸に関するカラーガイドは、細かい糸通しをする内部にもあります!
縫い目
3本糸縁かがり縫い、飾り縫い、細ロック縫い、全巻き縫い、2本糸縁かがり縫い、フリル縫い
サイズ・重量
高さ29.5cm、幅27.0cm、奥行26.0cm/重量6.8kg
付属品
フットコントローラー、 針セット、 ピンセット、掃除用ブラシ、ネット、ドライバー(小)、付属品袋、頭部カバー、取扱説明書、保証書
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